美濃加茂商工会議所青年部は岐阜県美濃加茂市の若き企業家の挑戦を応援します

会長所信2021

令和3年度 スローガン
創造への挑戦
~想像を超え 次代への一歩を踏み出そう~
はじめに、美濃加茂商工会議所青年部(以下美濃加茂YEG)の根幹には「Let’s Try」の精神があり、「仕事に夢と情熱をもとう・地域文化の核になろう・感謝と思いやりの心をもとう」という部員章が根付いています。
私たちは何故、YEG活動をするのでしょうか?
青年経済人である私たちは何故、地域のことを考えなければならないのでしょうか。それは、大好きなこの地域のためであることに間違いありません。そして、地域社会の発展がなければ、自企業の存続も無いと理解しているからではないでしょうか。企業の目的は利益を上げることです。そしてこの地域社会の発展がもたらす自企業の利益向上こそが、雇用の促進・納税から地域貢献につながると考えます。同時に、美濃加茂YEG最大事業である「おん祭」の運営や市民まつり、美濃加茂ハーフマラソンの給水係などの運営やボランティア活動を通じ市民との交流を図ることもまた大切な地域貢献であると考えます。
美濃加茂YEGは企業家集団です。経営者は経験値や新しい情報との組合せで常に決断をして会社の進路を決めています。私は、自企業を発展させるために決断する一つのツールがYEGにあると考えます。美濃加茂YEGは、美濃加茂市という比較的小規模な町だからこそ、他には真似ができない団結力や瞬発力があり、メンバー同士がもっと密接に関わり合うことで生まれる、魅力や可能性をまだまだ秘めていると感じます。出会いからの交流、そして事業などを通しての研鑽が可能です。
本年度は、美濃加茂商工会議所と共に創立30周年を迎えます。そして東海ブロック親睦交流会や、岐阜県連事業であるペア単会事業があります。これらの事業に、岐阜県内をはじめとする全国各地からYEGメンバーがこの地に参集する機会があります。多くのYEGメンバーとの交流から新しい物の見方や刺激を受けることができるこの機会を、自企業を発展させる絶好のチャンスにしていただきたいと思います。しかし一方で、メンバー全体や自企業、家族や社会へ美濃加茂YEGの活動や魅力が伝えきれていないことが問題であると常々感じております。この問題解決のために、できる限りの多くのメンバー間の交流内外への広報が大切と考え、本年度は更なる交流と広報活動を増やすことに取り組んでまいります。
2020年から続くコロナ禍によりオンライン会議・ライブ配信といった在宅でのYEG活動も可能になりました。常にハイブリッドでの設えをする事により、今まで距離や時間などの問題で参加を避けていた事業や課題にも積極的に取り組むことができる環境になります。また、このテクノロジーを学ぶことで広報活動に繋がると考えます。
プロジェクトを構成し、たくさんのメンバーにYEGの新しい可能性を感じていただけたら、もっと魅力的な美濃加茂YEGへと成長させることができると信じています。そして美濃加茂YEGが全てのメンバーにとって居心地の良い場所、即ちサード・プレイスとなるよう、事業を一つひとつ創り上げ、苦労や達成感を分かち合い、つなぎ、大きな花を咲かせる未来への大切な第一歩を創造しましょう。
そのためには、委員会の活性化が重要です。委員会メンバー一人ひとりが意見を出し合う自由な会話から、想像力を掻き立たせて議論をすることで、今までになかった新しい価値観の事業を作っていただきたいとの想いから「創造への挑戦~想像を超え 次代への一歩を踏み出そう~」をスローガンに掲げさせていただきました。初めには想像もしてなかった事業をメンバー全員で創造した結果が、YEG活動を更に活発にし、この先の人材育成につながり、一生の友となる仲間ができる組織づくりの一助となると信じています。
この美濃加茂YEGは、メンバーのためにあります。メンバーにとって必要が無ければ存在価値がありません。スローガンに沿う共通認識をメンバー同士が持って事業を行っていくことにより、仲間意識が生まれ、活動意義を感じ、参加を通じて交流、研鑽が生まれる。これこそがYEGの原点であると思います。そして、諸先輩方が築き上げてきた美濃加茂YEG精神を伝承しつつ、新しい創造と工夫を重ね、さらなる未来に繋がるように進化する一年といたします。全員で、想像を超えて次代への一歩を踏み出せるように、愉しんでYEG活動に取り組んでいきましょう。一年間宜しくお願いします。
2021年度 美濃加茂商工会議所青年部会長 梅内まみ
2021年度 会長
梅内 まみ